どうしてもマッチングしないときの最終手段・平凡を目指す

コラム

 何かと見栄を張る機会というものは誰であれ多少はあることと思います。

 マッチングアプリにおける見栄とは、要するにプロフィールでのサバ読みです。現実との差があまりにも大きければそれはただの嘘になってしまいますが、例えば身長が169cmの方が172cmなどにする程度なら許容範囲といえるでしょう。

 ただその一方で、全てにおいて平凡であるならば、いっそ正直に答えたほうがマッチングして恋愛に発展する可能性があるともいわれていたりします。さて、どういうことでしょうか。

平凡であることがマッチングアプリでの強み?

 ここでひとまず、私が思う平凡なプロフィールを簡単に作ってみることとします。年齢と性別についてはとりあえず私と同じ31歳男性としておきましょうか。

項目回答
年齢31歳
性別男性
身長171cm
体型普通(65kg前後)
年収300万~400万
職業会社員

 どうでしょう。特筆すべきことが何1つないなかなかの普通・オブ・普通ではないでしょうか。

平均年収ってもっと高かったような

 現在の日本人の平均年収は420万とされています。ただ、これは男女ひっくるめての平均ですので、性別ごとに見ると男性は521万、女性は280万となるそうです。

 ……はい、先述の普通プロフィールにおける年収を大きく上回っています。

 では、突然ですがここで問題です。

  • 年収240万
  • 年収300万
  • 年収350万
  • 年収400万
  • 年収1000万

 以上の平均年収はいくらでしょう。

 答えは約450万。では、この場合の平均年収を上回っているのは何人か……1人ですね。

 平均というものはあくまで『数字全体の中央値』であり、大きい数字を持つものが増えれば増えるほど、その中央値も上がってしまいます。

 勿論この数値は1つの指標としては非常に有用です。ですがそればかりに目を向けすぎると、現実の数字が見えなくなります。

 ちなみに、男性平均を下回る年収500万以下の方は全体の六割弱いらっしゃるそうです。これが400万以下となると、それでも4割強。実際に男性で最も多いのは年収300万台だそうです。

なぜ平凡がいいのか

 平凡というのは特筆するところがない代わりに、特別劣っている部分もありません。

 言い換えればこれは、特段あえてサバを読む必要がないということでもあります。これが果たして、マッチングアプリにおいてどう有利に働くのでしょうか。

 その答えは、ズバリ『嘘っぽくない』です。

 サバ読みを超えてどうせ嘘をつくならこんな数値にはしないでしょう。何せ平凡すぎますから。

 マッチングアプリのプロフィールに嘘を記入するということは、つまり何かしら裏に秘めた目的があるということ。ならば、釣り針に仕掛ける疑似餌は多少なりとも豪華な仕様にするのが常かと思います。

 仮にマッチングアプリで『コミュ力抜群の年収1000万』がいたら、まずは不信感を持つ女性というのは少なからずいます。実際、あえて平凡なプロフィールの男性を探して恋愛関係にまで発展したという事例もあるようです。

高所得者があえてこのレベルにまで落としていることもある

 これもまた実際に確認された事例ですが、本当の年収は1000万以上あるにもかかわらず、あえて年収の項目を平均前後落とすことで金銭目的の女性からのアプローチを回避している男性ユーザーも、わずかですが存在します。

 彼等の場合本当に出会いがなく、真剣にパートナー探しをしていることがほとんどで、長いときでは結婚するまで実年収を隠し通すこともあるようです。

 つまり平凡とは、実は真剣な出会いを実現するためには最高のプロフィール――なのかも知れません

ただし努力は必要である

 当然、デメリットとして平凡なプロフィールやステータスは非常に埋もれやすいです。そこを挽回するためにはメッセージやアプローチのやり方を徹頭徹尾工夫する必要があります。

 そうして上手くマッチングアプリでいいパートナーと出会うことができれば、その後も対等な関係を築いていけることでしょう。